「こころを刺し貫かれて」  舛田基一牧師


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冬から春に(ジュニアキャンプの雪だるま)


聖書 ヨハネ19章25-31節

   イエスは、母とそのそばにいる愛する弟子

とを見て、母に、「婦人よ。御覧なさい。あな

たの子です。」と言われた。


1.主イエスは愛する母を忘れていませんでした。

十字架の苦しみに縛られている状態にありながら、

キリストは自分の痛みや悲しみよりも隣人のこと

を気にかけておられました。

「父よ彼らをお赦しください」

「あなたは私と共にパラダイスにいる」「婦人よ。」

キリストの十字架は切れてしまいそうな゛絆゛を

しっかりと結びつけるのです。神の家族を産みだ

し支えるのは十字架の恵みと赦しです。


シメオンの預言は残酷なものでした。(ルカ2章25節以下)

母として心刺し貫かれたでしょう。

愛する子が生贄(いけにえ)となってしまうのですから。

そんな母の涙を主イエスはすべて御存じでした。

家族のために苦しむ母を主イエスは取り成し、

安心して暮らせる道を備えられました。

  十字架には愛が溢れています。主の十字架を信じ

る者は心刺し貫かれる経験をしても慰められ希望

が与えられるのです。

ハレルヤ!