「苦難と慰めと感謝」

2コリント1:1-7

「神はあらゆる苦難に際してわたしたちを慰めてくださるので、

わたしたちも神からいただくこの慰めによって、

あらゆる苦難の中にある人々を慰めることができるのです。」

 

慰める神

慰めの原語は「あなたの傍らに来る、そばに招く」です。

主イエスは聖霊をヨハネ福音書14;16で「もうひとりの助け主」と言われましたが、

この言葉の語源は慰めという意味です。

自分の身に降り注ぐ試練の経験も隣人を励ます愛の行為に変えられるのです。

苦しみを共に分かち合うために聖霊がそばに来てくださるように、

自分の苦難の経験はキリストにあれば無駄ではなく、人を支える力に変えられるのです。

 

キリストの苦しみ

教会はキリストの体ですが、体の一部が苦しめば全体も同じように痛みを覚えます。

キリストに従うものは、キリストの苦しみも同じように受けるのです。

パウロはなぜ苦難の中でも強かったのか。その理由はここにあります。

 

キリストの苦しみを受けるものは、キリストの慰めを受けるからです。

教会は苦しみと慰めを共にする場所です。

 

舛田基一牧師