「聖徒の交わりを信ず」 舛田基一師
第一コリント1;10-17
「さて、兄弟たち、わたしたちの主イエス・キリス
トの名によってあなたがたに勧告します。皆、勝手
なことを言わず、仲たがいせず、心を一つにし思い
を一つにして、固く結び合いなさい。」
1・集まる
パウロは「心を一つにし思いを一つに」(10節)
と勧めています。キリスト教の歴史ではこのことを
大切なことと考えて実践してきました。
日曜朝に集まって礼拝するのもその証しです。一人
一人が同じ時間・同じ場所に集まる。そこにイエス
様も共にいてくださると信じて。
事実、主イエスが共にいてくださることを体験して
きました。
パウロはコリントの教会が分裂寸前であることを
知って心痛めています。意見の一致はみられなく
ても、信仰の一致は必要です。使徒信条は古代教会
がひとつになるために書かれたものです。
違いがあるのは当然ですが、同じ主を信じているこ
と、同じ主に愛され召されたことを忘れてはなりま
せん。罪深い私たちは放っておけば分裂していく傾
向にあるのです。どこまでもキリストによって一つ
であることを信じて集まり続けることが教会に生
きるということです。それは、分裂しかけている世
界を一致に導く第一歩につながるのです。