「女預者アンナ」   舛田基一牧師

 

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聖書 ルカ2章36-38節

    夫に死に別れ、84歳になっていた。

        彼女は神殿を離れず、断食したり

        祈ったりして、夜も昼も神に仕えていた…

 

神殿という聖なる場所ではじめて主イエスさまを

救い主と認め礼拝したのは高齢者シメオンとアンナ

です。「この僕を安らかに去らせてくださいます」と

ありますが、救いにあずかり福音を信じた者の姿が

ここにあります。人生の終盤ですが心満され、喜びと

平安があふれています。

 

信仰生活に引退はありません。神様は高齢者を用いて

下さいます。生涯現役で神の家(教会)に集まり、祈り、

賛美します。それは若い人たちの人生の目標となり信仰

者の模範となります。

 

アンナさんは夫と死に別れてから長い年月ひとりで

過ごしてきましたが、彼女の心の中心は「寂しさ・虚し

さ」ではなく「救い主を待ち望む」という希望でした。

 

老いてなおその希望が彼女を支えたのです。

いつまでも残るものはイエス・キリストにある

「信仰 希望 愛」です。