7/16(日)~7/17(月)は二日にわたり、日本基督教団石巻栄光教会牧師の川上直哉師をお迎えして、礼拝説教とご講演をしていただきました。
慶長遣欧使節の支倉常長を題材とした遠藤周作著『侍』、東北とキリシタンの歴史、そして、津波被災地と原爆被災地をつなぐ「東北ヘルプ」のお働き、被災地で宗教の枠を超えて取り組まれる支援活動「心の相談室」と身元不明者の弔い、宮城県石巻市雄勝町の防潮堤絵画と無料開放の新名所ローズファクトリーガーデン、福島県いわき市のお母さんたちによる地道な被ばく線量計測活動ママベク、東北沿岸の「みちのく潮風トレイル」の「巡礼宿―アルベルゲー」提供ボランティア等々……いろんな矛盾や苦難の中でもなお、美しいふるさとを、心を一つに「一揆」でもう一度つくっていこうとする皆さんの思い。川上師の現場のお働きの下支えにもなっているご研究、P.T.フォーサイスのPositive Theology「現場の神学」。
いつも十字架から出発し、「くすぶる灯心を消すことなく」(イザヤ書42章3節)を合言葉に、コツコツ続けられている多様なお働きや現場の実情について、多岐にわたるお話をうかがうことができました。塩味を失わず、数の力で塩辛くなりすぎず。「地の塩」としてのクリスチャンの役目とは?塩と呼ばれるにふさわしい教会の在り方とは?というチャレンジもいただきました。私たちの理解や予想より遥かに広く高い、主なる神様のなさることをお邪魔せず、神様のなさることのすばらしさに驚かされながら、手を取り合って進んでいけますように。
教団聖会は、近隣の日本アドベントキリスト教団諸教会の兄弟姉妹だけでなく、さまざまな教会からのご参加がありました。励ましとチャレンジを受け取り、共に祈り、賛美する幸いなひとときを感謝します!
7/16 主日礼拝・懇親会 & 7/17 教団聖会
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